最悪の事態を想定してゴールを設定する意味
皆さんこんにちは心理カウンセラーのPANUです
今日も一緒に人生の悩み、人間関係の悩みを解決していきましょう
今日のテーマは
最悪の事態を想定してゴールを設定する意味
仕事に慣れていない新人や、仕事が遅い部下のスケジュールを読むのは難しいことだ。こうした問題への対処方法として、オススメしたいのがこの実験だ。
カナダのサイモンフレーザー大学の心理学者、ロジャー·ビューラーは大学生たちにあるテーマの論文を君なら何日で提出できるかを予測させた。すると学生の回答は、平均で33,9日だった。
ところが、実際に論文を書かせてみると、提出までに平均で55 . 5日もかかった。実に20日以上の誤差があった。しかし、この実験でビューラーは、あらかじめ最悪の事態が起こったら、どれくらいで仕上がるかと質問していた。
こちらの回答は平均で48,6日。実際の提出期間はこれを約1週間オーバーしているが、誤差はかなり縮まっている。
つまり、新人だろうと部下だろうと、重要な仕事の納期をあらかじめ聞き出す時は最悪の事態を想定して、機嫌を聞き出しておけば、予想外の遅延を防ぐことができるのである。
逆に報告するときには、実際に自分ができる納期よりも多く見積もって報告するといいだろう。申告した時間よりも遅れると評価は下がってしまうが、最初から低い目標を設定し、それを上回る時間で実行した場合には逆に時間内に任務を実行したとみなされ、評価が上がる可能性が高い。
人付き合いや人間関係でも、口から出る約束を守れない人は好かれない。約束の時間や仕事の連携など確実にクリアできる低めの時間を設定することをお勧めする