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交渉相手を落とすには、多数意見を強調する

皆さんこんにちは心理カウンセラーのPANUです

 

今日も一緒に人生の悩み、人間関係の悩みを解決していきましょう

 

今日のテーマは

 

交渉相手を落とすには、多数意見を強調する

 

交渉を行う際は、主語をいかに使い分けるかが大事である。一般的には、「わたくし」という1人称を使うのが普通だが、これを「みんな」や「他の多くのお客様」など3人称に変えてみるだけで、断然と説得力が向上するのだ。

 

相手も「わたくし」という1個人の意見だと、一考してしまうものだが、「みんな」という多数意見だと「乗っからなきゃ損かも?」という考えが働き、意外と簡単にうまくいってしまうことがあるのだ。

 

これは「同調効果」と言われ、フロリダ・アトランティック大学のビブ·ラタネという心理学者が実験、立証している。

 

ラタネは、被験者744人に1つだけ好きな色を選ばせるというゲームを行った際、複数のダミーの参加者を仕込み、同じ色を選ぶように指定した。すると約31 %もの参加者が、ダミーが選んだ色と同じ色に同調したのである。ちなみに、たった1つの要因で31 %もの人が動くというのは、心理学的にはかなり高い数値である。人は人の選ぶものに無意識につられてしまう性質を持つ

 

イベントなどにサクラを動員して同調を促すのは、このためなのだ。人付き合いにおいても、人気がある人は他の人からも好かれやすく、モテやすい。多くの人の選ぶものは選びやすく、ランキングなどがあるのはこのためだ。人気の人や商品は多くの人が好きになる傾向がある。

 

多数意見を「みなさま」のみならず、政治においては「国民」、学校においては「生徒のほとんど」など言い方は様々だ。大多数の人の意見と吹聴し、相手を「損するかも」と焦らせろ。

営業においても、他の複数企業が提携している場合などは、皆さま導入されています!など、多くの多数意見だということを強調すると非常に効果的である