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成功率50%の指令で人は100%の力を発揮する

皆さんこんにちは心理カウンセラーのPANUです

 

今日も一緒に人生の悩み、人間関係の悩みを解決していきましょう

 

今日のテーマは

 

成功率50%の指令で人は100%の力を発揮する

 

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人間は学生であろうと、社会人であろうとあらゆる場面で大なり小なり目標を持っていて、その目標こそが大きなモチベーション、つまりやる気となる。しかし、たとえ目標があっても、気分によってやる気が出ないことはしばしば。

 

また、仕事や勉強においては、興味がないことでも成果を上げられるように取り組まなければならないこともあるだろう。では、どのように目標を設定すればモチベーションを高めるこ ができるだろうか。

 

アトキンソンの理論によると、動機づけの強さとは、本人の達成動機の強さ×成功の主観的確率の高さ×誘因成功報酬の価値の高さだという。これは、小学生を対象にした輪投げの実験によって証明された。

 

この実験では、参加した子どもたちにさまざまな距離から投げてもらうことにし、それぞれの距離についてどのくらい成功すると思うかを前もって聞いておいた。

 

そして、子どもたちに自由投げさせたところ、もっとも難しいかもっとも簡単だと感じる距離からの輪投げの数はいちばん少なかった。

 

いちばん多く投げられたのは、成功する確率半分だと思われていた距離からだったという。加えて、グループに分けて競争させても、この確率半分の距離からのグループがいちばん結束力が固まったという。

 

つまり、確実に成功する、確実に失敗するとわかっている状況よりも、成功する確率が半分程度であると思う目標において、人間はもっともやる気を発揮するということなのだ。

 

部下や子どもに何かを取り組ませる際にはこのことを頭に入れ、指示を出すことにより最も全力に近い力を発揮できるということだ