大きな要求を通す為に、事前にすることとは…

皆さんこんにちは心理カウンセラーのPANUです

今日も一緒に人生の悩み、人間関係の悩みを解決していきましょう

今日のテーマは

大きな要求を通す為に、事前にすることとは…

人は、一度条件を飲んでしまうと、その後では断りにくいという心理が働く。アメリカの心学者·チャルディーニは、大学生を対象として以下のような実験を行った。

最初のグループには「心理学の実験に協力してください」と告げて承諾を得たのち、「実験は、水曜か金曜の朝7時からはじまるので、間に合うようにきてください」と告げ、次のグループには、「水曜か金曜の朝7時からはじまる実験に協力してください」と告げたのである。

その結果、実験を行う日時は同じ条件であるにもかかわらず、最初のグループは56 %が承諾したのに対し、次のグループからは31 %しか承諾を得られなかったのである。

このように、受け入れられやすい要求で承諾を得ておいて、後に要求を釣り上げていくテクニックを「ローボール·テクニック』という。相手がキャッチしにくいハイボールを投げる前に、容易にキャッチできるローボールを投げ、徐々に相手に要求を飲ませていくという意味である。

人は多くの場合、自分の言葉や行動に一貫性があると見られたいと願っているため、このように要求は、多少条件が釣り上がっても飲まざるを得ないと考えてしまうのである。人付き合いが苦手な方も、相手が嫌がるのではないかと心理的に考えてしまうだろうが、小さなお願いをされた人は意外とうれしいものだ。

頼られているというのは人にとっては快感であり、頼みごとを聞いて挙げたくなる。人付き合いや人間関係の構築に頼み事が非常に重要であり、どんどん活用していきたい