重要なことは表現を変えて3回以上繰り返す
皆さんこんにちは心理カウンセラーのPANUです
今日も一緒に人生の悩み、人間関係の悩みを解決していきましょう
今日のテーマは
重要なことは表現を変えて3回以上繰り返す
学校の教師や学習塾の講師など、教える立場の人間にとって「大事なことは3回繰り返す」というのは共通のテクニックのひとつだ。
どれだけポイントを強調したところで、教師たちはこうしないと生徒の習熟度が驚くほど低いことを体感的に知っている。
だから、まず教科書を読みながらポイントを説明し、同じことを黒板に書いて説明し、もう一度生徒に朗読、復唱させながら説明する。
こうしてはじめて生徒の学習にも目に見えた効果が表れてくる。
アメリカのケント州立大学で行われた実験では、ある映像を見せて、登場する人物が素手であったにもかかわらず「あの手袋をはめた人物が」、「指紋を隠すために手袋をしていて」と事実と違う情報を印象づけようとしたところ、1回だけ歪んだ情報を教えられた集団よりも、3回繰り返され集団のほうが6倍以上も登場人物が手袋をはめているという誤った記憶に支配されたという。
例えば上司が「君は近い将来の部長候補なんだよ」といったとする、これだけでは部下もただのお世辞のようなものだと感じて本気にはしない。ところが、続けて同じように褒めてみたらどうか。
「さすがだな。部長になっても頑張ってくれ」部下は半信半疑ながらも「本当にそんなに評価されてるのかな?」と思いはじめる。
そこでさらに繰り返す「部長になったら何をしたい?」ここまでくれば部下は完全にその気になる。そして「この会社でもっと頑張っていこう」とググッとモチベーションを上げることだろう。
日常の人付き合いの中でも物忘れの多い人に伝えるときには、同じ様なニュアンスで3回以上繰り返すことが重要だ