自我の拡大という危険な心理

皆さんこんにちは心理カウンセラーPANUです

今日も皆さんが抱える人間関係や人生の悩みを一緒に解決していきましょう

さて今日のテーマは

自我の拡大という危険な心理

あなたの知り合いに、食事のたびに「おごるよ」と言う気風の良い人はいないだろうか。

同僚との飲み会や、恋人とのデートなどあらゆる場面でここは俺が払うよと言い放つ男。

おごることが快感になっていた男は、その快感を得るためだけに、おごる必要などない場面でも身銭を切り続けた。

結果、消費者金融でお金借りるほどの文無しになってしまったのだ。

彼が借金してでも得たかったのは自分が相手よりも優位に立ち、大物気分を味わうという快感だった。

これを「自我の拡大」という。

周りがとんとん昇進する中で、自分はなかなか上に上がれず、安月給のまま。

仕事中も肩身が狭く、慢性的な欲求不満を抱える人は多い。

これを解消するため、人におごるという行動に出るのだ。

おごるというのは、他人に自分の気風の良さを見せつけられるうえに感謝もされるという、大物気分が経験できる場。

その場の誰よりも人付き合い・人間関係で優位に立つことができるのだ。

また、おごり好きの人は、人におごられることを嫌う。

おごることで相手よりも優位に立つことで日頃の抑圧から解放されているのに

おごられて相手に優位に立たれてしまえば、いつもの自分に逆戻りしてしまうからだ。

だから、あなたの知り合いのおごり好きの人には、「おごろうか?」という言葉を決してかけてはいけない。

ただ、自由になる給料がたくさんあるわけではないと推測できる場合には、あまり負担をかけないよう、ときには遠慮してあげよう

これを防ぐためには、自己コントロール能力をあげるのがおすすめだ

自分が得ようとしている快感が本当に今必要なものなのか自分に問いかけるみよう

自分の身の丈にあった行動をとるべきである