PANUblog

心理学、音楽、映画、ゴルフ、テクノロジーを愛しています。今はこれらを掛け合わせて色々挑戦しています。PANUblogをお楽しみください。

数字の見せ方によって交渉や販売に大きな違いが…

皆さんこんにちは心理カウンセラーのPANUです

 

今日も一緒に人生の悩み、人間関係の悩みを解決していきましょう

 

今日のテーマは

 

数字の見せ方によって交渉や販売に大きな違いが…

 

 

 

インドア, おとこ, おめでとう, コーヒーの無料の写真素材

 

 

なんと2万円を切って1万9800円!」テレビの深夜番組で、司会者が大声でこんなセリフを張り上げると、客からは決まってワーツという歓声が上がる。通販番組だけでなくコンビニやスーパーなど、世の中には価格の端数が8の商品があふれている。

 

「8は末広がりで縁起がいい」という理由もあるが実は、この末尾「8」には消費者に値頃感やお買い得間を与え、購買意欲を刺激する心理的効果があるのだ。アメリカの研究者が行ったおもしろい実験がある。

 

信販売でドレスの価格調査をしたところ、通常34ドルのドレスを39ドルに値上げして販売したほうが、注文数が3倍以上に増えたというのだ。日本でいう端数8は、アメリカでは「9」。この実験でわかったことは、人は、価格の安さよりも「お得感」のほうにつられる傾向があるということだ。言い換えれば、端数8や9の商品はぼったくられている可能性が否めないということ。

 

また、この端数トリックは、端数にするだけで無意識のうちに消費者に売る企業・商店のいいイメージを植えつけているのだ。例えば、本来1500円の商品を1980円で売るとする。消費者はよさか値上げされているとは思わず、2000円の商品が値引きされていると思い込む。つまり企業側ができるだけ安く商品を提供する努力をしていると消費者は勘違いし、「安くてハッピー」となるわけだ。

 

たとえ戦略とうすうす気づいていても、消費者はなぜか「8」に引かれてしまう。それだけ人は「お得」に弱いということだ。
 

他にも、栄養ドリンクや健康食品などでよく見かける1000mg配合の記述。学生時代に習った単位を思いだしてみると1000㎎と感じることがあるが、実際タミンC  1g 配合と タウリン、ビタミンC1000㎎配合と記載されているパッケージ見たとき、どちらの商品を手にとるだろうか。

 

1桁と4桁の2つの数字を見たとき、人は、桁数が多いものほど「大きい数字」と認識する。

数字に目がいくために ほとんどの人が「1000 ㎎」配合のほうに手を伸ばすはずだ。

 

また、桁数の多い細かい数字が使われる裏には、メーカー側の心理作戦が働いている