PANUblog

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途中で終わらせることで相手を気にさせる

皆さんこんにちは心理カウンセラーのPANUです

 

今日も一緒に人生の悩み、人間関係の悩みを解決していきましょう

 

今日のテーマは

 

 

途中で終わらせることで相手を気にさせる

 

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ドラマや漫画などで物語が非常に盛り上がって、さあどうなる、となった次の瞬間に「つづく」のテロップが入る。こんなパターンをよく経験されるのではないだろうか。

 

話がいいところで中断されると、続きが気になって仕方ないものだ。そして次の回を見逃すまいと、いつも頭の片隅に気にかけることになる。

 

実はこの心理には正式な名称があり、定義したロシアの学者の名をとってセイガルニク効果と呼ばれている。

 

ゼイガルニクによれば、人間は満足すると提供されたものを嫌いになり、不足するとより好きになる心理的法則を持つ。それを利用して物語に依存させるのがゼイガルニク効果だ。

 

これは非常に効果的な心理作用を持つため、ドラマや漫画では常套手段であったが、最近ではクイズ番組で答えが出る寸前にCMを挟んだり、あるいはCM自体が一続きはWEBでと視聴者を誘導するなど、使用方法は多岐にわたっている。

 

物語ばかりでなく、通常の会話の中でもゼイガルニク効果は使える。例えば、ある人と話していて、相手がはっきりと質問に答えてくれない場合、賛成か反対か、どちらともとれるような言い方をするので、できればちゃんと意見をいってほしい。

 

そんなときは、こちらが「ということは?」と呼び、水を与えれば、相手は自分がはっきりと回答しなければ話が中断してしまうという不安に陥り、「つまり、賛成(反対)ということです」とはっきり口にせざるを得なくなるのである