PANUblog

心理学、音楽、映画、ゴルフ、テクノロジーを愛しています。今はこれらを掛け合わせて色々挑戦しています。PANUblogをお楽しみください。

職場の悩み 男女の違い 決断と説明編

皆さんこんにちは心理カウンセラーのPANUです

 

今日も一緒に人生の悩み、人間関係の悩みを解決していきましょう


今日のテーマは

 

職場の悩み 男女の違い  決断と説明編

 

 

アジア人, インドア, おとこ, カンファレンスの無料の写真素材

 

イデアを出し合ったり、連絡や報告をしたり、意思決定をしたり。仕事には打合せや会議がつきものだ。しかし、男と女の両方が参加する会議では、お互いに不満が募ることも多い。

 

それは、男と女の発言スタイルが異なるためだ。男は非論理的な女に、女は結論を先送りする男に、イライラしている。男性は女性の発言に対して、結論がなかなか出てこないことにイライラし、それは発言ではなくおしゃべりではないのかという考えを持っている。そもそも会議とは、目的を持って発言する場。ゴールを定めて、そこに向かって話をめていくのが会議である。

 

女性は脳の構造上、常に膨大な量の情報と感情をやりとりしている。そのため、会議だとわかっていても、つい発言に自分の「気持ち」や「思い」がこぼれてくる。すると、まとまりのないおしゃべり的な話し方になる。「結論」というゴールに向かって一直線に突き進む話し方は苦手だ。

 

それに対して男性が、「効率が悪い」「脱線しないでくれ」と腹を立てるという構図だ。一方、女性たちは、男性が会議で率直に発言せず、なかなか決定しようとしないことに腹を立てている。「会議は意見交換をする場でしょ?」「どうして毎回決定を先送りすのか」というわけだ。

 

男性たちが発言しないのは、出世のことを考えて、下手な意見を出せないと思っているから。バカに見えるかもしれない、使えない意見を出してまわりに見下されるのが怖い。そのため、意見があっても、まわりの様子を見てからしか発言しない。

 

同じ理由で、男性たちは「ブレスト=ブレインストーミング」が苦手。ブレストとは、従来の方法や考え方、先入観にとらわれず、自由なディスカッションを通じて新しいアイデアや解決策を引き出すためのもの。出された意見に対して決して批判をしないというのが基本ルールなので、本来は何を言ってもいいはず。

 

しかし、男性たちは常にまわりをライバル視しているため、負けられないと口をつぐ。正解しか言いたくないし、話を拡げるのもめんどうと警戒する。その点、おしゃべり好きで、仲間と和をもって行動したがる女性はブレストが得意。

 

男性からは出てこない奇抜なアイデアを思いつき、それもいいね、おもしろいとお互いの意見を尊重し合うので、さらにおもしろいアイデアが飛び出す。だから、ブレストをしても意見が出てこない場合は、参加する女性の人数を増やすといいだろう。

 

さて、男性たちが決定を先送りにする理由にも、出世が絡んでくる。この意見を出したら上司にどう思われるだろうか、どのタイミングで発言すれば自分の思い通りに動かせるかなど、雑念のせいで決定に踏み出せない。こうして、女性には論理的に話せと言う割に、効率を無視した会議を延々行うことになる。

 

本当に効率よく会議を進めたいのなら、男性は女性に文句を言うより先に、自分の態度を見直すべきだろう。言うべきことを簡潔に言い、決めるべきことはさっさと決める。そして、実は自分も言うほど論理的な話し方ができていない事実に気づくべき。

 

また、非効率的に見えても女性のおしゃべりに耳を傾けることも大事。女性たは自分の発言スタイルを改めまよう。感情やディティールを控え、事実や話論ベースで情報を伝える。自分がどう感じたかという部分を省くだけでも、ずいぶんスマートな話し方になるだろう。

 

論理的な話し方を身に付けるのが難しければ、「提案があります」「要するに」「結論から言い主す」など、男性が会議でよく使う言葉を取り入れるのも有効。すると、一見、論理的に聞こえるため内容的にはおしゃべりでも、男性からの批判はぐっと減る。要するにも男性も本当に論理的な発言を求めているわけではなく、自分たちのルールに従わない女性たちに苛立っているだけ。柔軟に対応できれば、問題は解決する